手取り15万円で一人暮らしするには?

生活費はどのくらい?手取の平均値は?

これから一人暮らしを始める方にとっては、どのくらい費用がかかるのかは、気になるところです。手取り15万円でも十分一人暮らしていける?費用はどのくらいかかる?かどうかなど、始めての方は特に不安だと思います。

手取り15万円で一人暮らしをしていく上では、事前に費用をシミュレーションしておき住む場所や生活の費用などを考慮しておく必要があります。 まず、一人暮らしで毎日のかかる生活費用がどの程度になるか考えてみましょう。参考として、総務省統計局の平成23年 年間収入階級別1世帯当たり1か月間の収入と支出(単身世帯)の結果を見てみましょう。一人暮らしをしていく上で参考になります。

*手取りに換算してください。

手取り15万円ですと収入が18万程度であると想定し、ボーナスなしで年収は216万円有りでは、年収は216万~306万円くらいになります。収入別の中では200万~300万に該当し、月に133,392円となっております。

つぎに、一人暮らしの支出の内容を見てみましょう。

収入階級が高くなると食費、衣類、交通、娯楽、交際費が高くいます。つまり、一人暮らしで生活をしていく上では手取り15万円でも十分やっていけるということになります。さらに、上手に切り詰めれば貯金なども可能であるといえます。

統計の結果はあくまで一人暮らしの平均値ですので、私の経験などを含めた中で考えてみると一人暮らしの費用は、下の範囲になるかと思います。手取りの金額も含めて残金を逆算していきましょう。

一人暮らしの費用 (経験から算出)
家賃    40,000~60,000円
水道光熱費 5,000~20,000円
食費     15,000~50,000円
日常品   2,000~4,000円
低額:節約を心がけた場合。食費は自炊
高額:あまり気にしていない。食費は外食
合計 費用 62,000~134,000円

上記の費用を元に一人暮らしを行い手取り15万から残る金額は、16,000~88,000円となります。その他に、携帯電話、インターネット料金、生命保険料などを契約している方はそのお金がかかります。また、突然の出費などもあります。

何にお金をかけて一人暮らしの生活するかは、人によって考え方が異なりますが、手取り15万で生活をするには家賃の低い所を探し、食事は自炊を行い節約していくのが無難だと言えます。

また、社会人1年生の場合には住民税が2年目から給料から引かれますので注意が必要です。手取り15万円だと年間およそ9~10万円かかります。

一人暮らしの費用を節約する秘訣は?

節約を心がけるポイントを紹介します。一人暮らしの生活を始めてから費用を節約すれば大丈夫と考えている人は、間違いです。とくに手取り15万円では、計画性が大切になります。最初に決めてしまう家賃や光熱費は、契約内容などによって費用がかわってきます。

契約した基本料金は、何も使用しなくても毎月の生活費に関係してきます。また、節約を行うために、最初の段階から準備しておくべきこともあります。

一人暮らしの家賃
住む場所や立地条件によって家賃は変わってきます。会社の寮や社宅を利用できる人は活用しましょう。よく家賃は月収の3分の一程度が、理想と言われています。手取り15万であれば、54,000円となります。

東京以外あればこの金額であれば探すことはできます。手取り金額の3分の一を決めてしまうので、しっかり時間をかけて選びましょう。

バスとトイレが同じであるかどうかで10,000~15,000円程度変わってきます。毎日生活する場所ですので、良い環境にしたと所ではありますが、手取り15万円から全体の生活費用のバランスを考えて逆算し、家賃の金額を考えておく必要があります。

一人暮らし食費
食費を節約しすぎて栄養バランスが崩れると体を壊してしまいます。外食をすると当然食費は高くなります。栄養バランスや費用の面から、手取り15万で生活する場合には、自炊がお勧めです。自炊で贅沢をしなければ、一人暮らしの食事の費用は1ヶ月に2万円以下で収まります。

月に2万円だと1日の食事の費用は645円になります。外食などをすれば、1食分で一気に超えてしまいます。自炊を行うためには、それなりの調理器具や調味料が必要となります。ただし、一時的な費用ですのでそろえておきましょう。

一人暮らしは始めてで今まで料理をしたことがない人は、どんな物が必要か想像しにくい面もありますので母親か自炊経験者に聞いておき事前に準備しておくと良いです。自分で上手く使える調味料などあると、料理のバリエーションも増えメニューを考えるのも楽になります。

一人暮らしのガス 費用 
都市ガスを使用するかプロパンガスを使用するかでかなり変わってきます。都市ガスの方が料金は安いですので、場所やアパートなどで選ぶ余地がある場合には都市ガスを選びましょう。東京ガスの基本料金が724円です。プロパンガスの基本料金は、1600~2000円程度と高くなっています。これでかなりガスの費用は変ってきます。

意外と知られていないのですが、プロパンガスは供給先と値段交渉することが可能である場合が多いのです。ただし、アパートなどであると既に供給先が決められている場合があり変えられないこともあります。

アパートを決める際に事前にガスの料金を確認しておくことも大切です。プロパンガスは、同じ地域でも業者によって値段の格差が大きいことが良くあります。

一人暮らしの電気 費用
電気の基本料金は、契約するアンペア(A)で変わります。
東京電力では
20(A)546円
30(A)819円
40(A)1,092円 
契約するアンペアが大きくなると基本料金が高くなります。低く設定してしまうとブレーカーが良く落ちてしまいます。電気を同時にたくさん使用しない人は、20(A)でもいけるかも知れません。 一人暮らしであれば、自分だけが気を付ければブレーカーが落ちるのも抑えられるので、費用も節約できます。

一人暮らしの水道 費用
水道の基本料金はメーターの大きさ(口径)や使用量などによって異なります。 東京都水道局では、メーター径が20mmでは、1,170円となります。水道を使用すると同時に下水道料金も請求されます。全く使用しなくても560円がかかります。合計で1730円となります。(2014年1月時点)

携帯電話や自宅でインターネットを行う人は、通信費用がかかります。アパートやマンションによっては、インターネットの費用が無料の所もありますので、探してみましょう。 アパートやマンションでインターネットを契約すると4000~6000円くらいとなります。携帯電話は3000~5000円で使用している人が多いようです。間を取った合計では1万円になります。

参考までに私の光熱関連の費用を記載します。
電気量  1ヶ月
70kwh 2306円 エアコン使用なし
120kw  3333円 エアコン使用 弱め 
水道 1ヶ月
4m3 1816円 下水道 料金込み お風呂はシャワーのみ
ガス 
4m3 夏 1108円 都市ガス 温水とコンロで使用
8m3 冬 2029円 都市ガス 温水とコンロで使用
合計 最低5230~最高7178円

特に気を付けないといけないエアコンの費用です。1時間あたりの目安は下記になります。
冷房 12円 (外気温35℃、室内温度27℃設定)
外気温 暖房 10~17円(外が7℃~2℃ 室内が20℃)
1時間 10円として一日7時間使用すれば70円、1か月 2100円となります 。夏場はエアコンの設定温度を低めにして、扇風機などを活用しましょう。冬場はこたつを活用し、部屋の湿度を上げておきましょう。

一人暮らしで手取り15万円で暮らすには、節約は不可欠となります。総合的に考えてみましょう。

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